個人的な2017年の年間ベストアルバム20選です。
ジャンル的にはワールド・ミュージックが多め。
音楽を聴く量が圧倒的に足りてないので、後からまた更新するかもです。
20位〜11位
20. Omar Sosa, Seckou Keita / Transparent Water
19. 東京塩麹 / Factory
18. Candeleros / Candeleros Ep
17. V.A. / PALMWINE MUSIC OF GHANA, From Palmwine Music To Guitar Band Highlife
16. Tony Allen / The Source
15. Ko Shin Moon / Ko Shin Moon
14. Kendrick Lamer / DAMN.
13. Jay Som / Everybody Works
12. Juliette Armanet / Patite Amie
11. V.A. / Ote Maloya
お気に入りは11. V.A. / Ote Maloya。
1980年頃のインド洋レユニオン島のポップ・マロヤ集。
ローカルで微笑ましく、リラックスして聞けるエレクトリック・マロヤ。
面白かったのは15. Ko Shin Moon / Ko Shin Moon。
フランス人プロデューサー二人組が民族音楽とフィールドサンプリングをエレクトリックサウンドでまとめあげたアルバム。
世界の音楽がごちゃごちゃにミックスされており、刺激がありつつも聴きやすく、踊れます。
17. V.A. / PALMWINE MUSIC OF GHANA, From Palmwine Music To Guitar Band Highlifeは1930年代〜1960年頃のパームワイン・ミュージックのSP盤音源の復刻盤。
深沢美樹さんのSP盤コレクションをエル・スール・レコーズがCD化。
良質な過去のパームワイン・ミュージックを手軽に聴くことができます。
歴史的・文化的にすごく価値のある作業だと思います…。リスペクトです。
ヒップホップは少ししか聴きませんが、なんだかんだ14. Kendrick Lamer / DAMN.はよく聴きました。
10位〜6位
10. Lorde / Melodrama
話題のロード。
全体的に質の高いアルバムだと思いますが、やはりLiabilityは名曲ですね。
9. Alvvays / Antisocialites
カナダのドリームポップバンドAlvvays(オールウェイズ)。
頻繁に人を胸キュンさせてくるメロディーです。
ノスタルジックなこのMVがすごく好きです。
8. Natalia Lafourcade / Musas
女性のヴォーカルで今年一番やられたのはナタリア姉さんでした。
上質で艶があり、深みもあるけどしつこくなくて軽やか。
ふんわりと消えるように歌い回すところでは、一緒に溶けそうになります。
個人的に、アルバム全体としては後半で少し飽きてしまう感じだったのでこの順位にしました。
7. Juju & Jordash / Sis-boom-bah!
オランダのエレクトロ・ユニット、Juju & Jordash。
エレクトロのことはよくわからない自分ですが、このアルバムに惹かれてしまうのはなぜか時折ワールドミュージックに通じる雰囲気を感じてしまうからかも知れません。
かっこいいです。
6. Margo Price / All American Made
カントリーミュージックの女性シンガーソングライター、マーゴ・プライスの2作目。
カントリーは興味がないというか、正直言えばあまり好きではないのですが、このアルバムはそんな自分でもついつい聴いてしまうような魅力がありました。
曲が良いのもありますが、マーゴ・プライスのヴォーカルが…。
甘く、あどけなさがありつつも、意志の強さがあるような。
レトロさと新しさをどちらも兼ね備えてるような良さがありました。
5位〜1位
5. Phoebe Bridgers / Stranger in the Alps
落ち着いていて安心して聴けるアルバム。
透き通った音楽のようで意外とどっしりと聴ける印象。
メロディがすごく好みです。
4. Lulendo / Mwinda
心温まるアフリカン・ポップの良盤。
やさしくて明るい。
表面的なポップスではない感じが好印象。
親指ピアノ「キサンジ」の演奏がアクセントになっています。
3. Jlin / Black Origami
天才というか鬼才です。
こういう風に鬼才にリズムで遊ばれてしまうと、ただ「かっこよすぎる…」と唸りながら身悶えることしかできません。
無限にリピートしてます。
2. Msafiri Zawose / Uhamiaji
最高でした。
何回も聴いた。
1. Bertrand Cantat / Amor Fati
ノワール・デジールのベルトラン・カンタのソロ。
吐き出す言葉の強さ、鋭さ。
言葉から生まれるリズム。
前衛的に攻めた後でのノスタルジックでポップなギターサウンド。
怒りや哀しみが伝わってくるような空気感。
その略歴から批判もある方ですが、やはり才能がある人は違うなぁと感じてしまいました。
才能という言葉で片付けるのは失礼だとも思いますが。
個人的に2017年ベストでした。
まとめ
ここ何年かあまり音楽を聴いていなかったのですが、久しぶりに聴きだしたら面白い音楽がたくさんあって世界が広がり楽しい一年でした。
ワールドミュージックは古臭い謎の民族音楽のようなイメージがあったのですが、質の高い新しい音楽がどんどん生まれていることは知らなかったです。
ぼくは曲や演奏の面白さで音楽を聴くタイプでもありますが、今年はシンプルに歌を聴く良さを教えてもらった年だったような気がします。
特に女性ヴォーカリストが豊作でした。
やっぱり音楽は楽しいですね。
来年はもっと聴き漁っていきたいです。
おまけ
韓国のシンセポップ・アーティスト、OOHYO(ウヒョ)。
今年はアルバムを出していないようでランキングには入れられませんでしたが、下のシングルはお気に入りでした。