仕事の話

【理不尽な上司対策①】相手の考えの背景を知ろう!心を落ち着かせるために…

  • このシリーズはフィクションです。
  • 登場する理不尽な上司は想像上の人物です。
  • 本当のブラック環境にいる方はすぐに転職・退職することをお勧めします。

こんにちは、理不尽なパワハラ上司の下で5年間働いたしおや(Shioyan_jp)です!

みなさんの職場には理不尽な上司っていますか?

高圧的な態度、あやふやな指示、果ては人格否定まで…。

すごくストレスを感じるけど、強く出ることもできないし逆らえないし、どうしたらいいか悩んでいませんか?

この連載では、会社生活で大きなストレスの一つである理不尽な上司に対して、どのように対応したら良いか考えていきたいと思います!

なお、この連載に登場する上司は架空の人物であり、以前のぼくの上司個人を攻撃するものではない点、ご理解ください。

 

第一回目は、相手の考えの背景を知ることについてです。

上司から理不尽な要求をされることがあると思いますが、上司も人間です。

理不尽なことを言ってくる時には何か背景があるはず。

上司の心を少しでも理解しておくことにより、「自分が悪いのではなく、こういう理由があるからこんなにキレているんだな。」と心を落ち着かせることができます。

それではシチュエーション別に見ていきたいと思います!

理不尽な原因① : 自分ではなく他の人にキレている

「おい、◯◯!てめーなんだこれは」

前触れのない急な呼び出し、そして罵声。

怒られる内容は些細なメールの書き方や、資料の作り方など。

そんなに悪いことはしていないのにいきなり怒られた経験はみなさんもありませんか?

こういう小さい理不尽怒られが積み重なると結構なストレスになりますよね。

でもこれって実は、上司は別のことが原因で怒っている可能性があります。

 

まず、あなたに対してではなく他の人にキレているパターン

  • 上司が、自分の上司(幹部)から怒られた
  • 別の部下が言うことを聞かない(正論を言われた)
  • 取引先との交渉で気分を害した

など。

上司も人間ですから色々なところでストレスを感じています。

それを言いやすい部下にぶつけてしまうわけです。

いやいやおかしいでしょって感じですが、まぁよくあることだと思います。

 

で、これを言ってくるのはあなたが善良な人間で、言いやすいから。

そんな時はおかしいことはおかしいと反論するのがベストですが、それができない人も多いと思います。(ぼくもそうです)

はっきりと言い返せない人は、せめて受け流しましょう!

あなたは別に悪くないので、深刻に受け止めないでください。

もしミスをした部分があるのなら、そこだけ謝りましょう。

でも自分がした小さなミス以上にキレてくることがあるので、そこは話だけ聞いて絶対に謝らないでください

簡単に謝るのが癖になると、上司も「こいつには言っていいんだ」と思ってどんどんエスカレートします。

あなたも別に悪くないのに「自分が悪いんだ…」と思い込んでしまって、心が苦しくなるはず。

あなたは全く悪くないです。

適当に流して、最近あった楽しいことでも考えましょう。

理不尽な原因② : 自分の権力(パワー)を確認したい

度重なる資料の修正。

上司の指示通りに作ったのに、やっぱり修正。しかもなぜか怒られる。

こういうことは、上司自身が資料の完成形が見えていなかったり、あるいは自分の権力(パワー)を確認したかったりするのが原因です。

部下を従わせるのが気持ちがいいようです。

別にあなたの能力が足りなくて修正指示をしているわけではないので気にしないでください。

 

気持ちがいいといえば、長時間の説教もありますね。

説教は「自分は優れた人物である」という自己肯定感を味わいたいという欲求が背景としてあるようです。

部下を拘束することによる、権力の確認意図も感じます。

退屈だと思いますが、「今、気持ち良くなってるんだな…」と思って聞いてあげましょう。

 

ちなみに説教には気持ちよくなりたい系と怒りを全部吐き出したい系の2種類があって、怒りを吐き出したい系の時は聞く態度に注意しないと危ないです

(ぼくは長時間説教されている時に論点がずれてきたのでウトウトしてしまって「顔洗ってこい」と言われたことがあります。あれはまずかった。

あと自慢じゃないですが最長で4時間の説教を受けた経験もあります)

 

説教は聞き流そうという内容でここまで書いてしまいましたが、もし本当にあなたのことを思って説教してくれる上司がいたら、敬意を持ってしっかり話を聞くべきです。

そんな上司はなかなかいないです。ありがたく叱られましょう!

(ただ言いたいだけなのに「お前のためを思って言ってやっている」と言う人もいます。見極めを!)

理不尽な原因③ : 部下に対して何か溜まっている

「おはようございます!」

挨拶をしても無視される。(だからといって挨拶をしないとキレられる)

そんな時は上司の心の中で、何かあなたに対してモヤモヤが溜まっている可能性があります。

 

例えば、指示事項の進捗が気になっていたり、何か引っかかることがあるのかもしれません。

明らかに機嫌が悪いのでコミュニケーションをとるのが嫌になりますが、放っておいて後で爆発する方が大変なので、積極的にコミュニケーションをとることをお勧めします。

指示を受けたアクション事項や資料があったらとりあえず進捗だけでも報告しましょう。

まだ出来ていないのかと嫌味を言われると思いますが、後で急にキレられるよりはマシです。

そもそも理不尽じゃないタイプの上司だったらもっと円滑なコミュニケーションが取れるのでスムーズに仕事ができるはずなのですが、まぁしょうがないです。

理不尽な原因④ : 勘違いしている

これは本当にただの理不尽ですね。

メールの内容をよく見ないでなんとなく問題がありそうだから怒ってきたり、他の人のミスなのに自分のせいにされたり…。

理不尽な方は何故か沸点が低く、すぐ感情的になってしまう場合が多いです。

冷静にコミュニケーションをとることが苦手なようで、怒られ側が損する構図になってしまいがちなので…。

あまり気にしすぎないようにしましょう。

理不尽な原因⑤ : 仕事が目的ではない

ここまで見てきてお気付きの方もいると思いますが、理不尽な上司は仕事の成果を目的としていないことが多いです。

仕事上は問題なくても怒られるのは、目的が違うから。

理不尽な上司が求めているのは、自分自身のストレスのはけ口や、優越感を感じさせてくれる弱い相手です。

あなたが大きなミスをしていないのに怒られるのはそのためです。

小さなアラでもいい。

何かケチをつけられそうなところを見つけて、徹底的にキレていく。

反論できなさそうな弱いターゲットを見つけて。

それが理不尽な上司のやり方なのです。

まとめ : あなたは悪くないよ!最悪逃げましょう

いかがでしたでしょうか?

あなたの上司の方にも当てはまるところがありましたか?

もしこの記事と共通するような感じの上司で悩んでいるのであれば、おそらくあなたは悪くないので、気にしないようにしてください。

ぼくは適当な性格なので、怒られてもわりと時間が経つと忘れてしまうのですが、真面目な性格だったり自分に自信がない方は、思い詰めてしまうとかなりしんどいと思います。

 

自分が悪い時は素直に謝る、上司がおかしい時はおかしいとはっきり言う、パワハラされにくいキャラ作りをするというのが理想的ですが、なかなか難しいですよね。

どうにも状況の改善が難しくて心がやられそうになってしまったら、さっさと逃げましょう。

別に退職しても生きていけるし、もし退職の話し合いがうまく出来なくてバックれたとしても会社は潰れません。

無責任なことを言うようですが、あなたの命が一番大事です。

偽善者っぽいですが、本当にそう思うので。

自分を大事にしていきましょう。

 

ここまで書きたいように書いてしまいましたが、こんな感じで理不尽上司対策を書いていこうと思います。

会社でストレスを受けている人にとって、少しでも役に立てたら嬉しいです!

それでは次回をお楽しみに〜!

第二回目はこちら

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