こんにちは。以前バンド活動をしていたけれど、今は会社員として働いているしおや(Shioyan_jp)です。
ぼくはバンドで生活したいと思いつつも、安定した暮らしができるようになるのか不安で、将来のことでいつも悩んでいました。
「将来について不安な気持ちはあると思うけど、やるならやると決心してバンドに集中しよう」ということで、記事を書きました。

後編となるこの記事では、バンド活動をする上での不安への対策を考えていきます。
不安が解消できればバンドに集中しやすくなるでしょう。
お金の悩み、才能の悩み、周囲からの視線の悩みについて、実体験をもとにどうすればいいか考えてみます。
- お金の悩み → 将来の不安をなくしたかったら複業がオススメ
- 才能の悩み → 天才はたしかにいるけど努力でカバーできる
- 周囲の視線 → 自己肯定感を高める、結果を出せば黙る
バンドで生活できるかお金が不安なら、複業がオススメ

正直多くのインディーズバンドはバンド活動で安定した収入は得られていないでしょう。
知名度の低いバンドマンの多くが、普段はアルバイトをしながら生活しているのが実情だと思います。
バンドでどうやったらマネタイズできるかよく考えよう、と言いたいところですが多分厳しいので、バンド以外の収入を安定させることをオススメします。
まず時間を売ってお金を稼ぐアルバイトですが、給料が安すぎます。
いくらがんばったところで将来役に立つスキルは身につかないし、楽器の練習をする時間も確保できないので、負のスパイラルに陥るでしょう。
いかに時給のいい仕事をして音楽活動のための時間を作り出せるか、そして時間を売る労働から抜け出してお金を産んでくれる資産を作れるかがポイントになります。
とは言え、お金のことだけ考えて正社員になると時間の融通がきかなくなるので、ライブやツアーが組めなくなります。
オススメはフリーランスの仕事をすること、そしていろいろな仕事をして収入源を複数持つ「複業」をすることです。
フリーランスであれば会社員よりスケジュールの調整がしやすいし、アルバイトよりお金が稼げるのでバンド活動にコミットしやすくなります。
フリーランスといってもいろいろありますが、WEB関係は取り組みやすそうですね。
WEBデザイン、ブログ・アフィリエイト、ライターなど。
特にWEBデザインは人手不足なので、スキルを身につけておけば万が一バンドを辞めることになっても仕事には困らないでしょう。
ブログ・アフィリエイトは稼げるようになるまでにかなり時間がかかるので、バンド活動と並行してどれだけできるかわかりませんが、月数万円でも稼げるようになれば大きいですよね。
メディア運営の経験がバンド活動に還元できそうなところもグッドです。
ライターも単価が安いうちはしんどいですが、単価が上げられればアルバイトを続けるよりはるかに楽になるはず。
ブログ・アフィリエイトであればとりあえずこの一冊を読んでおけばやり方がわかるでしょう。
ライターならこの本がオススメです。
こういったバンド以外の仕事で収入を得られればバイトの時間も減らせて生活に安定感が出るし、スキルも身につくので万が一バンド活動を辞めたとしても進める道が残ります。
才能がないから不安?努力でカバーできるのでは

「自分には才能がないからやっていけないのではないか」という不安もあると思います。
ぼくはそうでした。
「自分はセンスも音感もないから」と全然自信がなかったです。
たしかに音楽をやっていると「この人には勝てないわ」という天才がたくさんいるのですが、努力次第で苦手はカバーできます。
音感もリズム感も訓練で鍛えられます。
フレーズのアイディアがないなら、たくさんコピーしていくことで引き出しは増やせます。
いろいろな音楽を聴くことで、音楽の良し悪しが聴き分けられるようになります。
「自分には才能がない」と落ち込んでいる人は自分がどういうことで悩んでいるのか、悩みを細分化させてみましょう。
音感・リズム・フレージング・アレンジ・作曲…。
何が苦手かを具体的に考えれば、努力次第で改善はできるはず。
細かい改善の繰り返しがセンスや個性に繋がります。
天才にはなれなくとも、音楽を諦める必要はないです。
周囲からの視線が気にならないようにする

バンドを続けていて嫌なことの一つが周囲からの視線でした。
「バンドを続けて将来どうするの?」
「就職しないでフリーターやってるの?バンドで成功したいとか言ってるの?」
「売れないバンドマンなんかと付き合えない」
解決策の一つは結果を出すことです。
バンドが売れていれば周りは黙ります。
あるいはバイトではない複業で安定した収入があれば、そこまで言われることはないでしょう。
問題は、結果なんて簡単には出ないということ。
こういう時、大事なのは心の持ちようです。
周囲からの視線が気になるのは劣等感があるからでしょう。
同年代の友人は就職して稼いでいるのに、結婚して子供も生まれるのに、自分は何をやっているんだ。
自分は無能な人間なのか。
夢ばかり見て現実逃避している弱い人間なのか。
あんな奴らより、はるかに努力しているのに。
バンドで悩んでいる時のぼくの精神状態はだいたいこんな感じでした。
無駄にプライドが高かったり、競争意識が強かったです。
「嫌われる勇気」を読んで気づきを得たのですが、劣等感は他者との比較から生まれます。
でも、他者との比較、他者からの評価によりあなたが幸せになることはありません。
幸せは自分の心が決めます。
バンドをやりたいという自分の意思にまっすぐ従っているのだから、本来は幸せを感じられるはず。
それでも苦しいのは他者からの評価を気にしているからです。
他者からの評価は気にしないようにしましょう。
あなたの幸せとは関係のないものです。
自分で自分を認めてあげることの方がはるかに大事です。
幸せになるためには、自己肯定感を高めなければなりません。
あなたがバンドをやっているからといってバカにしてくる人は、その人自身が自分に自信がない可能性が高いです。
自分の方が社会的ステータスが高いということを強調してあなたより優位に立とうとしているのです。
こういう人は相手にしてはいけません。
レベルの低い争いに巻き込まれることになります。
「この人は自分より上に立ちたいんだなぁ」と理解して放っておきましょう。
しかもそこでムキになってもどうせ勝てないですしね。
バンドで結果が出てないのなら社会的ステータスで勝てるわけがないです。
せめて精神的に相手より大人でありましょう。
まとめ : バンドで生活することの不安は取り除くことができる
不安は解消することができます。
バンド以外で収入を安定させる。
努力でセンスを磨く。
他者からの評価は気にせず、自己肯定感を高める。
これらを意識すれば、不安は減り、バンド活動に集中しやすくなるはずです。
- お金の悩み → 将来の不安をなくしたかったら複業がオススメ
- 才能の悩み → 天才はたしかにいるけど努力でカバーできる
- 周囲の視線 → 自己肯定感を高める、結果を出せば黙る
道は険しいかもしれませんが、自分の気持ちが本当にバンドをやりたがっているのなら、やるしかないです。
やってみてこれは違うなと思ったらやめればいいし、いつでも戻れるように何かしらのスキルは身につけておきつつ。
ぼくはバンドを辞めた身ですが、就職活動をしないでバンド活動をしたことは全く後悔していません。
(バンド活動に対する自分自身の甘さ・努力不足は後悔していますが。)
自分のことがよくわかっていなかっただけで、バンド以外の選択肢でも幸せになれることも今はわかりました。
無責任に背中を押すことはできませんが、よく考えた上で前に進むのなら、全力で応援したいです。
頑張ってください!!
夢に向かって努力する人を、バカにしないで応援する人もここにいます。