こんにちは、モラトリアム研究家のしおや(Shioyan_jp)です!
ぼくは自分のやりたいことってなんだろうという悩みが幼い頃からずっとありました。
長年考えすぎてこの度、満を持して【やりたいことの見つけ方完全マニュアル】なるものをつくってしまいました。
以前「【やりたいことの見つけ方】やりたいことがない人は心の声をよく聞いてみよう」という記事で、やりたいことを見つける際の心構えについて書いたのですが、今回は「とりあえず具体的にやり方だけ教えて!」という方向けの記事です。
「自分のやりたい仕事ってなんだろう…」「趣味もないし、なんか無気力なんだよな~…」というあなたに!
人生が楽しくなる、やりたいことの具体的な見つけ方をお伝えします。
目次
やりたいことの見つけ方と、やりたいこと探しの目的
やりたいことを見つける手順です。
- やりたいことの4つのリストをつくる
- やりたいことを4つのグループに分ける
- 計画をたてて実行
- 一定期間ごとにチェックと修正を繰り返す
4つのリストを使ってやりたいことを書き出してから分類し、実行・習慣化させていくことを目標としています。
やりたいことを探すのは人生を楽しくするためです。
- やりたい仕事が見つかる
- 生活を充実させる趣味が見つかる
- 自分をワクワクさせる未来の目標が見つかる
やりたい仕事・趣味の発見に加え、人生のワクワク度を高めてくれます。
では具体的な方法を見ていきましょう。
やりたいこと・好きなことを見つける4つのリストをつくる

まずは自分にしっかり向かい合ってみましょう。
4つのリストを使って自分のやりたいことを探ります。
- 好きだったことリスト
- やりたいことリスト
- やりたくないことリスト
- やりたいことまとめリスト
① 好きだったことリスト
幼い頃好きだったことは今でも好きである可能性が高いです。
あなたの原体験ですからね。
小学生頃までの自分が好きだったことを思い出せるだけたくさん書き出してみましょう。
書き出す時は「なんで好きだったのか?どういうところが好きだったのか?」まで考えてみてください。
例えば、ぼくは自分でカードゲームやRPGのようなものを作って弟と遊ぶのが好きでした。
でもそれを活かしていきなり「ゲームクリエイターに転職しよう」ではちょっと急すぎます。
ゲーム作りが好きだった理由は、「ゲームの仕組みを作るのが楽しかった?」「カードの絵を描くのが楽しかった?」「自分だけの世界観を作るのが楽しかった?」「人の喜ぶ顔が見たかった?」それぞれありえると思います。
仕組みを作るのが楽しかったのであればビジネススキームを作れるような仕事もアリかもしれないし、世界観を作るのが楽しかったのであればコンテンツクリエイターなどの選択肢が出てくるかもしれません。
できるだけ具体的に「何が好きだった?」を思い出してみましょう。
② やりたいことリスト
ロバート・ハリスさんの「人生の100のリスト」が元ネタ。
やりたいことを100個書き出してみましょう。
内容はくだらないことや実現不可能に思えることでもなんでもいいです。
世界一周したいという夢から、公園でゴロゴロしたいのようなものまで何でも。
40~50個書いたところで「100個も思いつかないよ」となるかもしれませんが、がんばって100個絞り出しましょう。
③ やりたくないことリスト
反対に、やりたくないことも30~50個くらい書き出してみましょう。
やりたくないことを考えると、自分の考えがくっきりしてくるんですよね。
これはやりたいことリスト作成の補助に使えます。
例えば、「パワハラ上司の下で働きたくない」人は、「転職してパワハラ上司と縁を切る」「尊敬できる人の下で働く」「上司がいない働き方(起業、フリーランス等)をする」ことがやりたいことかもしれません。
やりたいことが思いつかない人は、やりたくないことがヒントになるでしょう。
④ やりたいことまとめリスト
最後に①〜③のリストを整理して一つのやりたいことリストにまとめていきます。
- 好きだったことリスト → やりたいことに変える
- やりたいことリスト → そのまま
- やりたくないことリスト → やりたいことに変える
- やりたいことまとめリストにまとめる
①好きだったことリストは、現時点ではただ好きだったことのリストになっているので、好きだったことを今やりたいことに落とし込んでいきましょう。
例えば、絵を描くのが好きだった人は「油絵をやってみたい」とか「インスタ漫画をやってみたい」とか「Illustraterの勉強をしたい」などに変えてみます。
思いつかなければとりあえず「週に一回、15分だけイラストを描いてみる」などにします。
そんなにやってみたい気持ちがなくても、実際にやってみると昔好きだったことの気持ちを思い出して意外と楽しくなってくると思います。新しい趣味にできるかもしれませんし、続けていれば仕事につながるかもしれません。
②やりたいことリストはそのままでいいです。
③やりたくないことリストは、やりたくないことをひっくり返してやりたいことにしてみてください。
①好きだったことをやりたいことに変えたリスト、②やりたいことリスト、③やりたくないことからやりたいことを考えたリストを全部まとめてひとつの④やりたいこと まとめリストにします。
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4つのリスト作成、お疲れ様でした。
これらのリストをつくるのはかなり大変でしたよね。
でもここまでやればたくさんの「やりたいこと」が書き出せていると思います。
次はこれを4つのグループに分類してみましょう。
もうひとがんばりです。
やりたいことを4つのグループに分類する

④やりたいこと まとめリストのやりたいことをそれぞれ4つのグループに分類します。
チェックするポイントは、「継続性/単発性」「今できるか/今はできないか」。
区分 | 今できること | 今はできないこと |
継続性 | ||
単発性 |
やりたいことを分類すると人生が楽しくなる4つのことがわかります。
- 日々の楽しみがわかる
- 人生の目標が見つかる
- ちょっとした気晴らしがわかる
- 夢が見つかる
継続性/単発性で分ける
やりたいことが継続してこそ意味あるものなのか、単発で一回やれば終わるものなのか分けてみます。
ずっとやっていたいことなら継続性、人生で一回はやってみたいということなら単発性に分けます。
例えば「公園でゴロゴロしたい」は「月に一度は公園に行ってレジャーシートを引いてゴロゴロすることが自分のやりたいことだ」と考えて継続性のあるものとして分類できます。
「世界一周したい」は多くの人にとっては人生で一回はやってみたいということのはずなので単発性にします。
でも、ずっと世界中を旅しながらノマドワークをし続けたいという人は継続性にします。
今できるか/今はできないかで分ける
今でもできそうなハードルの低いことは「今できる」グループに入れます。
できなくはないけど、ちょっと時間やお金の余裕がない程度のことはこちらに入れましょう。
ハードルが高いもの、高いスキルや、たくさんのお金が必要なものは、「今はできない」グループに入れます。
こうして、たくさんあるやりたいことを「継続性 x 今できる」「継続性 x 今はできない」「単発性 x 今できる」「単発性 x 今はできない」の4つのグループに分類します。
4つのグループにはそれぞれ意味があります。
- 「継続性 x 今できる」= 人生の楽しみ
- 「継続性 x 今はできない」= 人生の目標
- 「単発性 x 今できる」= 人生のスパイス
- 「単発性 x 今はできない」= 人生の夢
「継続性 x 今できる」= 人生の楽しみ
継続性があって、今でもできることは日々の楽しみにできます。
例えば、毎日少しずつ絵を描いたり本を読んだり、毎週末に温泉旅行をしたりなど。
自分の好きなことを少しずつでもいいので習慣化していくと新しい趣味ができます。
本来自分がどういうことが好きな人間だったかを思い出して、やりたい仕事を考える際のヒントになるかもれませんね。
「継続性 x 今はできない」= 人生の目標
継続性があって、今はできないことは人生の目標にできます。
例えば、「世界中を旅しながら暮らし続けたい」というやりたいこと。
「旅をし続ける」という継続性があり、簡単にできないものでもありますね。
この目標を達成するために「場所を選ばず働けるスキルを身に着けよう」とか、「不労所得を生み出す資産をつくろう」といった、努力すべき方向性も見えてきます。
他にも、もっと身近なことでもいいです。
例えば、「早寝早起きできるようになりたい」「ダイエットしたい」など。
人生の目標にしては大げさだと感じる場合は「継続性 x 今できる」に入れればいいし、あなたにとって達成がすごく難しいことなら「継続性 x 今はできない」に入れましょう。
「単発性 x 今できる」= 人生のスパイス
単発性で今でもできることは、人生のスパイス、ちょっとした気晴らしになります。
なんとなくやりたいと思ってたけど、挑戦していなかったことって意外とあるはず。
ぼくの場合は「サーフィンしてみたい」「沖縄旅行に行ってみたい(行ったことない)」などです。
後回しにせず挑戦してみると、良い刺激になるはず。
欲しいもの(「食洗機を買いたい」など)もこのカテゴリですね。
金額が大きい欲しいものは「単発性 x 今はできない」カテゴリに入れます。
「単発性 x 今はできない」= 人生の夢
単発性で、今はできないことはあなたの人生の夢と言えるでしょう。
一生に一度でいいからやってみたいことです。
「オーロラが見たい」「世界一周がしたい」などがこれに当ります。
ぼくの場合は、「語学留学したい」「小説を書いて賞をもらいたい」「海が見える見晴らしのいい一軒家が欲しい」などです。
非現実的なことでもいいです。
人生にワクワクをくれる大事な夢になるはず。
やりたいことを4つのグループに分類したシートをつくる
やりたいことまとめリストでまとめたやりたいことを、4つのグループに分類して、シートをつくります。
↓のような表をノート一面に大きく書いて、やりたいことを書き込んでみましょう。
区分 | 今できること | 今はできないこと |
継続性 | ||
単発性 |
ここまでやれば、完成です。
【やりたいことの見つけ方完全マニュアル】はこれにて終了です。
お疲れ様でした!
これで、自分が今何をやりたいのか、何ならできるのか、将来なにをやりたいのかが見えました。
新しい趣味・将来の目標・夢が見つかれば日々の生活が楽しくなるでしょう。
このシートをつくれば、自分の中での意識も変わり、書き出したことは少しずつ達成されるはずです。
作成に時間がかかると思うので、まとまった時間をとって、作ってみてくださいね。
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でも、実はシートをつくって終わりではありません。
シートをつくったことで意識は変わるかもしれませんが、行動までは大きく変わらないので、これだけで人生は劇的には変わらないでしょう。
意識を変えるだけでなく、実践して、習慣化するところまで持っていければ、人生は本当に変えられます。
やりたいことを4つのグループに分けた、この「やりたいことシート」を使って計画を立て、実行していくことが大事です。
やりたいことシートを使って実行計画を立てる

ここからはPDCAサイクルをぐるぐる回しまくってやりたいことを実行に移し、人生目標を達成しましょうという話になります。
ここではひとまず、やりたいことシートを使ってどのようにPDCAを回していけるかポイントを考えていきたいと思います。
4つのグループごとに、どういうふうに行動していくか考えてみます。
- 「単発性 x 今できる」= 人生のスパイス ⇒ いつやるか決める
- 「単発性 x 今はできない」= 人生の夢 ⇒ 行動計画を考える
- 「継続性 x 今できる」= 人生の楽しみ ⇒ 日常に取り入れる
- 「継続性 x 今はできない」= 人生の目標 ⇒ 具体的な計画を立て、日常的にPDCAを回す
①「単発性 x 今できる」= 人生のスパイス ⇒ いつやるか決める
「単発性 x 今できる」人生のスパイスは一番簡単です。
ただ一回やるだけで終わります。
簡単とは言ってもそれなりにお金がかかるものやまとまった時間が必要なものもあると思うので、どういう順番でやるか、いつやるかを決めておきましょう。
例えば「◯月◯日に初めてのサーフィンに挑戦する」といったように。
「いつでもできるからいつかやろう」だと先延ばしになってしまうので、いつやるか決めておきましょう。
ストレス解消手段として、思いついたタイミングで実行しやすいのもいいところです。
もしやってみて楽しかったら、「継続性 x 今できること」グループにやりたいことを移動させて、趣味として習慣化させてみます。
②「単発性 x 今はできない」= 人生の夢 ⇒ ざっくり計画を考える
「単発性 x 今はできない」人生の夢は、ざっくりでいいので行動計画を考えておきましょう。
今すぐはできないので20◯◯年までにやるという期限と、実現するにあたっての課題も確認しておきます。
「オーロラを見たい」や「世界一周をしたい」であれば課題になるのが旅費なので、旅行にいくらかかるか調べて、どのくらいのペースで貯金するか考えておきましょう。
旅行のために退職する場合はキャリア設計も考える必要がありますね。
「小説で文学賞を受賞する」であれば技術が必要なので、読書・執筆を日常の習慣として取り入れる必要があります。
③「継続性 x 今できる」= 人生の楽しみ ⇒ 日常に取り入れる
「継続性 x 今できる」人生の楽しみは日常に取り入れましょう。
習慣化できるように、どうやったら日々のスケジュールに無理なく取り入れられるか考えてみます。
やりたいことによって、毎日15分やる、毎週末に一度はやる、といった具合に振り分けます。
「継続性 x 今できる」グループのやりたいことについてはできれば毎日PDCAを回した方がいいと思います。
人生の目標・夢を叶えるためには努力を習慣化させなければいけません。
短期・中期・長期でそれぞれPDCAを回して目標までの距離を縮めていきましょう。
趣味としてやりたいことであればストイックに取り組む必要はありませんが、PDCAを回した方が習慣化しやすいし、気づきも多くなると思います。
楽しんで、末長く取り組むことで人生の幸福度が上がります。
趣味としてやっているうちに本気で大きなことに挑戦したくなってきたら、やりたいことを「継続性 x 今はできない」のグループに入れて、目標として設定してみましょう。
④「継続性 x 今はできない」= 人生の目標 ⇒ 具体的な計画を立て、日常的にPDCAを回す
これが一番大変です。
「オーロラを見たい」「世界一周をしたい」のように一回やって終わりではないので、単純にお金を貯めたら終わりではないことが多くなります。
継続性があって今はできないということは、自分の理想の状態ですよね。
そうありたいと願う自分の姿がここにくるはず。
これができれば人生の満足度はきっと高まるので、具体的に計画を立てましょう。
例えば「世界中を旅しながら暮らしたい」であれば、場所を選ばず働けるスキルを身につけるか、不労所得を生み出す資産を持つ必要があります。
具体的に職業をイメージし、スキルを身につける計画・売上を立てていく計画を立てましょう。
目標達成のために必要な行動を日々の習慣に落とし込み、PDCAを回します。
・・・・・・・・・・・
これで終わりです!
計画を立ててPDCAを回しながら、修正を繰り返していきます。
やりたいことをどんどん追加してもいいし、実際にやってみて違うと感じたことは、やりたいことリストから外してもかまいません。
計画は場合に応じて修正しながら、時には目標も修正しながら、進めていきましょう。
まとめ : やりたいことはきっと見つかる!
以上、やりたいことの見つけ方完全マニュアルでした。
自分と向き合えば、やりたいことはきっと見つかります!
実際に実行すれば人生は楽しくなるし、目標も達成できます。
どんどん楽しんで実行していきましょう!
やりたいことの見つけ方マニュアルまとめ
- やりたいことの4つのリストをつくる
- やりたいことを4つのグループに分ける
- 計画をたてて実行
- 一定期間ごとにチェックと修正を繰り返す