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幸せになりたい!「幸せの因数分解」で具体化したら道すじが見えてきた

こんにちは、しおや(Shioyan_jp)です。

ぼくは幼い頃から友だち付き合いが苦手な上に将来の夢も特になく、なんとなく生きづらさを感じながら生きてきました。

漠然と「幸せになりたい!」とはずっと思っていたのですが、そもそも幸せとは何なのかよくわからず、ぐるぐる悩んでしまうことも多かったです。

 

そんなぼくもそろそろ30歳。

まだまだ理想の自分には程遠いのですが、自分なりに幸せとは何なのか見え始めてきました。

目標の具体化のために行った「幸せの因数分解」で幸せへの道すじが見えてきたので、その手法をご紹介します。

人生の方向性に悩んでいる方の参考になったら嬉しいです。

「幸せの因数分解」とは

あなたにとっての幸せとは?

幸せってすごく曖昧ですよね。

幸せになりたいと思っても、以前のぼくはどうすればよいのか全くわかりませんでした。

 

幸せになるためにはまず、あなたにとっての幸せとは何なのか考えてみましょう。

漠然とした問いですが、一つ一つの要素を分解して具体化していくと、自分にとっての幸せが何なのか見えてきます。

因数分解して具体化したら幸せの正体がわかる

ある日、「鬼速PDCA」という本を読んでいてこんな言葉がありました。

そしてその仮説精度を支えるのが『因数分解能力』である。数学で使う言葉になぞらえているが、要するに、「ゴール」と「現状」を構成する因子をどんどんリストアップしていく考え方だ。

〜(中略)〜

仮に「幸せになる」というテーマで因数分解を進めたとしよう。それを本気で完成させたら因子の数は、軽く1000個は超えるはずだ。

確かにものすごい数ではあるが、それはすなわち「この1000段の階段を上っていけば幸せになれる」という意味でもある。

(引用 : 鬼速PDCA/冨田和成 クロスメディア・パブリッシング)

幸せという曖昧かつハードルの高いテーマには、この因数分解が効果的だったのです。

ここでいう因数分解とは何かというと、あるテーマに対してそのテーマを構成する要素を洗い出してみること。

そして出てきた要素をどんどん掘り下げていくことです。

 

これを利用して自分にとっての幸せを因数分解していくと、自分の理想とするものが何なのか見えてきます。

構成要素は多岐にわたると思います。

例えば仕事、恋人、家族、お金、家、場所、趣味、物などなど…。

出てきた構成要素をさらに掘り下げていくとだんだん具体的な課題や今の自分に必要なアクション事項が見えてきます。

曖昧だった幸せというものの、具体的なかたちが見えてくるわけです。

 

・・・・・

 

これだけだとまだよくわからないと思うので、次にぼくが実際に因数分解をやってみた例を見てみますね。

「幸せの因数分解」の実行例

ぼくが試しに因数分解をやってみた結果がこちら。

ぼくの場合、リラックスした暮らしができれば自分は幸せなんだということを漠然と知っています。

そこで「幸せ=リラックスライフの実現」を目標として、達成に必要と思われる構成要素を書き出してみた結果、モノ・健康・時間・お金・遊び・仕事・家・子供(家族)・移住というキーワードが出てきました。

 

これらの構成要素について、自分にとって理想的な状態を考えながら、掘り下げていきます。

例えば「時間」について。

ぼくはパワハラ上司の下で働く会社員です。会社で働いている時間は幸福感を感じられず、平日には遅い時間に帰宅することが多いため、妻と過ごす時間や自分のやりたいことをする時間が足りてないと感じていて、ストレスになっています。

リラックスライフを実現するためには、「幸せを感じられる時間を増やす」ことが必要で、そのためにはどうしたらよいか考えてみました。

幸せな時間を増やすためには、「ストレスを感じる時間を減らす」・「妻と一緒に過ごす時間を増やす」・「自分ひとりの時間を確保する」・「幸せを感じられることをする」ことが必要だとわかりました。

 

次にそれぞれを実現する方法を考えてみます。

例えば「ストレスを感じる時間を減らす」ためには、ストレスの元凶である上司との関係を改善したり、会社で働く時間を減らすことが考えられます。

すぐに実行できそうなのは効率的に仕事をして残業時間を減らすことですが、会社を辞めてフリーランスになったり妻とお店をやったりという選択肢もあります。

会社を辞めるという選択肢は「妻と一緒に過ごす時間を増やす」・「自分ひとりの時間を確保する」という要素の達成にもつながり、インパクトのある良い選択であることがわかりますね。

 

そして会社を辞めるためのボトルネックを考えます。

お金が心配であれば、では具体的にどういう状態になれば自分はお金の心配がなくなるのか、貯金や資産がいくらあれば・給料以外の収入がいくらあれば会社を辞められるのか、「お金」カテゴリで掘り下げます。

辞めた後の仕事が心配であれば、自分がやりたい仕事は何なのか、その仕事をやるために自分に足りない能力は何なのか、どういう準備が必要なのか「仕事」カテゴリで掘り下げていきます。

 

こんな感じで各要素の掘り下げを行ってみます。

そして優先度を決めて、影響力の大きそうなものから達成できるように計画に落とし込みます。

あとは長期・中期・短期目標に対し、計画→実行→検証→修正のPDCAをぐるぐる回し続けるだけです。

  1. 自分にとって幸せとは何なのか、構成要素の洗い出し
  2. 理想の状態を達成するための選択肢、課題の掘り下げ
  3. 具体的に計画を立て、実行・修正を繰り返す

 

・・・・・

 

ご覧の通り、これ、やり始めるとキリがありません。

でも、具体的に落とし込んでいくと自分にとっての目標や課題、アクション事項が見えてきます。

自分の悩みの正体がわかるんです。

今が理想の状態じゃなくても、目標に向かって少しづつでも進んでいるんだ、自分の方向は間違っていないんだと思えると、心が楽になります。

悩んでいる方はぜひノートに書き出してみてください。

幸せって「なる」ものなのかな?

ここまで幸せになる方法を考えてきましたが、この記事を書いていると妻にこう言われました。

「幸せって『なる』ものなのかな?」と。

その通りですね。

幸せとは「なる」ものではなく日々「感じる」ものだと思います。

未来に待っているものではなく、今この瞬間に感じるもの。

幸せな今を積み重ねることが大切なんですね。

 

この記事では幸せになる方法を中心に考えてきましたが、少しずつ環境を改善するにつれ幸せを感じる瞬間も増え、「今」の幸福度も上がるはずです。

逆に、今幸せを感じられないのならその原因を分析してみましょう。

まとめ : 「幸せの因数分解」で自分の理想が見えてくる

幸せの因数分解を行うことで自分の理想と、そこに至る道すじが見えてきます。

 

ぼくは自分が将来どうなりたいのかよくわからず悩むタイプでしたが、結局過去の自分に足りなかったのは努力などではなく自己分析だったのだなと感じました。

同じような悩みを持つ方にとって何か参考になる部分があったら嬉しいです。

おまけ : そもそもやりたいことがわからないという方に

そうは言ってもそもそも自分がやりたいことがない・何が好きなのかわからないという方に、こちらの記事でやりたいことの見つけ方について書いてみました。

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